クリック数の最大化を究極解説!メリットやデメリット【Google広告】

アガルトマーケティング代表の春田です。

今回はGoogle広告のクリック数の最大化についてどこよりも詳しく解説します。
非常に有益な情報になりますので、Google広告運用担当者の方はブックマークやシェアをされて、いつでも記事に戻ってこれるようにする事を推奨します。

クリック数の最大化とは?

クリック数の最大化とは、指定した予算でクリックを最大に獲得できるようにする自動入札機能のひとつを指します。

クリック数の最大化の仕組みについて

Google 広告は、目標予算の範囲内でキャンペーンのクリック数を増やすことを目指します。目標予算を特に指定しなければ、この入札戦略を使うキャンペーンの 1 日の予算の残高が目標予算として使われます。

特定の曜日や時間帯に広告を表示するように広告のスケジュール設定を行ったうえで、「クリック数の最大化」戦略を使えば、指定した曜日や時間帯に的を絞ってクリック数の増加を図ることができます。

「クリック数の最大化」は、1 つのキャンペーンで使うことも、ポートフォリオ戦略として設定することもできます。ポートフォリオ戦略では、複数のキャンペーンをグループにまとめて 1 つの戦略を適用します。詳細

Google公式情報より

解説)クリック数の最大化は、キャンペーンで指定した予算の中でできる限りクリックを獲得できるようにする。また、「土曜日と日曜日は配信しない」というような、スケジュール設定されている場合はそれを考慮した上でクリックを最大で獲得できるようになります。

クリックを最大で獲得できるように、自動入札がされますので、コンバージョン数の最大化や目標コンバージョンと比較して、クリック単価が抑えられやすい傾向にあります。その理由として、できる限りGoogle広告を検索結果に掲載しようとするため、インプレッションシェアは、あがりやすい為です。

基本的にはキャンペーン毎に入札戦略を設定しているかと思いますが、ポートフォリオ戦略を利用することによって、クリック数の最大化設定をまとめる事が可能になります。

クリック単価の上限設定について

「クリック数の最大化」入札戦略では、入札単価の上限を設定できます。1 回のクリックに対してお支払い可能な料金の上限を設定できます。上限 CPC による入札の上限を指定しない場合は、目標予算の範囲内でクリックを最大限に獲得できるように入札単価が自動的に調整されます。

クリック数の最大化では、1クリックあたりの入札金額の上限を設定することが可能です。1回あたりの入札単価を500円以上超えたくないという場合はクリック上限設定を500円以内で設定するといった具合です。

クリック単価の上限を設定するタイミングとしては、クリック単価が高騰してしまっている時や、オークション分析をして、競合よりもクリック単価が多すぎる際に設定すると良いでしょう。

広告を回しはじめる際は、クリック単価の上限を設定する事はおすすめしません。実際に機械に任せて、どれぐらいで調整されるかデータが蓄積してからが望ましいでしょう。

クリック単価の上限を低すぎてしまった場合に、広告の配信がされなくなってしまう恐れがあります。そうなると、運用代理として、決められた予算があった場合に消化できないという事になりかねません。また、広告の配信がされなければ、CVになり得るユーザーに広告を出す事ができずに機会損失にもつながります。PDCAを回していく必要のあるWeb広告では、広告配信ができずにデータも蓄積されませんので、注意しましょう。

クリック数の最大化のメリット

クリック数の最大化は、決められた予算で、自動的にクリック単価を調整してくれるので、キーワードやプレースメントの入札単価を設定する必要がありません。

ひと昔前のGoogle広告の運用では、個別のクリックでキーワード毎にクリック単価を設定する業者もありましたが、沢山のキーワードを管理するとなった場合には運用の限界があります。広告を掲載する競合数によっても、最適なクリック単価は変わってきますので、より広告をクリックしてもらいたいと言う場合はクリック数の最大化を利用するようにしましょう。

もちろん、個別単価設定に変更する事も可能です。もし個別単価設定を使用する場合は、キーワードを絞り終わり、少なくなった際に利用すると良いでしょう。

先述もしましたが、インプレッションシェアもコンバージョン数の最大化や、目標コンバージョン単価と比較してあがりやすい特徴があります。

要点をまとめると

・クリックを多く集めることができる
・個別にキーワードの単価を設定する手間が省ける
・データが多く蓄積させることができる=機械学習のスピードが早い
・インプレッションシェアがあがる

クリック数の最大化のデメリット

クリック数の最大化は先述した通り、決められた予算の中で多くクリック稼ぐための自動入札機能になります。

クリック数の最大化とコンバージョン数の最大化を比較した際に、クリック数の最大化はコンバージョンになり得るユーザーや時間帯で学習によって多く配信されるわけではないので、自動入札機能を変更した方が効果が得られる事があります。

デメリットを敢えて挙げましたが、利用するタイミングを間違わなければデメリットにもならないので、積極的に活用を検討しましょう。

クリック数の最大化を設定するタイミングについて

広告運用スタート時は基本的にクリック数の最大化を設定するようにしましょう。コンバージョンが蓄積されていない状態で、コンバージョン数の最大化・目標コンバージョンの設定をすると過去のコンバージョンの学習がされていませんので、効果の最大化を望めません。

まずは、クリック数の最大化でデータを集めるようにしましょう。データを集める為には、クリック単価を抑えながら多くデータを収集できるクリック数の最大化が他の自動入札機能の中で最適であると言えます。

クリック数の最大化から他の自動入札機能に変更するタイミングについて

コンバージョンが蓄積したから必ず、コンバージョン数の最大化に設定する必要もありません。

コンバージョンにつながる適切なキーワードを設定して、クリックされやすい魅力的な広告文であった場合、さらにはユーザー属性などで適切なユーザーを絞り込めていれば、コンバージョン数の最大化よりも、クリック数の最大化はクリック単価を抑えながら配信しやすい特徴があるので、コンバージョンを多く獲得できることがあります。

クリック数の最大化は長期にわたって設定していても全く問題はありません。

クリック数の最大化から他の自動入札機能に変更するタイミングとしては、

・クリック数の最大化では、コンバージョンの伸びが期待できなくなった時
・コンバージョンが十分に獲得できたとき
大きく上記の2点がクリック数の最大化から他の自動入札戦略に変更するタイミングになります。

クリック数の最大化では、コンバージョンの伸びが期待できなくなった際に、コンバージョン数の最大化で、コンバージョンが伸びる事があります。過去のコンバージョンを獲得できたデータを基にして最適な配信がされるので、設定変更によってコンバージョンが伸びれば、更にそのデータから、コンバージョンになりやすいデータを解析し、00:00~09:00まではコンバージョンがされにくいので、配信しないようにすると言った改善にもつながります。

クリック数の最大化からコンバージョン数の最大化(目標コンバージョン設定)への変更タイミングについて

また、コンバージョンが十分に獲得できている場合は一度、コンバージョン数の最大化や、目標コンバージョン単価の自動入札機能を試してみるタイミングでもあります。過去のコンバージョンデータが蓄積されることによって、目標コンバージョン単価の推奨金額が表示されるようになります。

目標コンバージョン単価はいくらに設定すればよいのか?という質問に関しては、推奨金額を設定するようにしましょう。詳しく知りたい方は、目標コンバージョン設定について解説している記事がありますので、そちらをご確認いただければと思います。

まとめ:クリック数の最大化を究極解説!メリットやデメリット【Google広告】

いかがでしたか?クリック数の最大化は多くのメリットがある事がわかりましたね。
広告配信スタート時は基本的にクリック数の最大化の設定をしていただいて問題ありません。

最後に

Google広告の運用代行はアガルトマーケティングの春田にお任せください。

広告運用のパートナーを探しているなら是非ご連絡を。

アガルトマーケティング代表-春田-

保険会社営業職を経て、SEO専門のWebマーケティング会社に転職。Webサイト制作やコンテンツマーケティング、SEOコンサルティングディレクターを行う。これまでに100社を超えるSEO施策、またコンテンツマーケティングに携わっている。 ▼Webマーケティング保有資格 SEO検定1級 Googleアナリティクス個人認定資格 その他Google公認資格多数保持