みなさんは「ディレクトリ階層」ということばを聞いたことはありますか。
SEO対策を行っていく上で、このディレクトリ階層が大事なのではないかという話がしばしば持ち上がります。
実際のところディレクトリ階層はSEO対策に必須の項目なのでしょうか。
みなさんが感じる疑問に今回はお答えしていきたいと思います。
ディレクトリ階層の概要とSEO
例えば次のURLを考えてみましょう。
https://1.com/2/3/4.html
この場合だと”1.com”が第1階層となります。
第2階層が”2″で、第3階層が”3″でそして第4階層が”4.html”となります。
“/”で区切られるごとに階層が上がっていくという特徴があります。
ディレクトリ階層の注意点として、必要以上に階層を増やしすぎないことがあります。
また、ディレクトリ階層はSEOに影響を与えないということがいわれています。
とはいっても階層を増やしすぎると利便性に欠けますから、出来るだけ短い階層にするよう心掛けましょう。
リンク階層の概要とSEO
ディレクトリ階層と似た概念として「リンク階層」というものがあります。
リンク階層とはTOPページから何回の遷移を経て目的のページに移るか、を意味します。
例えばTOPページから目的とするページPに
TOPページ→A→B→Pのようにして辿り着いた場合、ページPのリンク階層は4となります。
リンク階層はディレクトリ階層と異なり、SEOに影響します。
目的とするページの順位を上げたいのであれば、そのページのリンク階層を下げることが大切です。
ちなみにリンク階層とディレクトリ階層はユーザーの利便性から考えて合わせておくにこしたことはありません。
ただあくまでもこれはユーザーの利便性のためであり、こうすることによって直接的にSEOの効果があるというわけではないことに注意しましょう。
wordpressでディレクトリ階層を整える方法
HP作成に最近ではよくwordpressが用いられるようになってきていると思います。
そこでURLを数字ベースにするのではなく、単語で構成した場合にリンク階層とディレクトリ階層を合わせ、綺麗に整える方法をご説明します。
具体的な手順は以下の通りです。
①記事のパーマリンクを「カテゴリ/キーワード」にする&カテゴリベース消去
投稿する記事のURLを”https://〇〇.com/カテゴリー名/記事単語”のように整形することを目標とします。
なぜこのように整形するのかというと、記事というのは基本的にカテゴリでまとめられているので、ディレクトリの階層も「トップ⇒カテゴリ⇒記事」という順番が明快で分かりやすいからです。
【設定方法】設定⇒パーマリンク設定⇒カスタム構造にチェック⇒”/%category%/%postname%.html”を入力⇒カテゴリベースに”.”を記載
これによってカテゴリーベースが消え、記事を更新した際にURLが「カテゴリ/記事」の形になりました。
②”親カテゴリ/子カテゴリ/記事単語.html”の形にする
記事を作成の際に、親カテゴリと子カテゴリの2つチェックをつけると親カテゴリが優先され、URLが”https://seo.com/親カテゴリ/記事単語.html”というようになってしまいます。
しかし階層として、親カテゴリと子カテゴリがある場合にURLのディレクトリ階層は「親カテゴリ⇒子カテゴリ⇒記事」の順番になるのが理想です。
つまり”https://seo.com/親カテゴリ/子カテゴリ/記事単語.html”というURLにするために、プラグインをいれます。
Slightly troublesome permalink
このプラグインをいれることで先ほどの”https://seo.com/親カテゴリ/子カテゴリ/記事単語.html”という階層にすることができます。
プラグイン⇒新規追加⇒Slightly troublesome permalinkで有効化したあとに、以下のように設定します。
【設定方法】設定⇒カテゴリーの優先度⇒カテゴリー一覧から子カテゴリとなるものを左にドラッグ⇒カテゴリーの優先度は、常にその親カテゴリーよりも高くしますにチェック。
まとめ
今回がディレクトリ階層とリンク階層の説明そしてそれらのSEOに関係について解説しました。
前者はSEO的効果はありませんが、後者はSEOに効果をもたらします。
ユーザーの利便性やSEO的観点から見て、ディレクトリ階層とリンク階層を合わせて後者の階層を下げることをおすすめします。
wordpressでホームページを作成している場合はプラグインを使用することにより、それが楽にできます。
是非お試しください。