アガルトマーケティングの春田です。
Google広告のクリック単価が異常に高い!その原因は何であるのか分からずに焦っている方はいませんか?
今回はクリック単価が通常では考えられない金額になってしまった場合の原因について解説します。
通常では考えられない次元・レベルでのクリック単価に、驚かれている方必見のGoogle広告のマニアックな記事になります。
クリック単価が上がるのはなぜ?
通常クリック単価が上がる原因としては、
・競合が多い
・品質スコアが低い
が挙げられるのではないでしょうか?もちろん、品質スコアが高くなることで広告ランクに影響してきます。
しかし、今回取り上げるのは、上記の理由の範囲を超えたクリック単価の異常についてです。
通常では考えられないクリック単価になる事もある
通常のクリック単価が上がる原因とは違う次元・レベルでのクリック単価となることがあります。
キーワードAの平均クリック単価がなんと2,855円。もともと競合が多くて、それが原因なんじゃないの?と思われた方がいるかもしれませんが、過去の同キーワードAは下記の画像をみていただくとわかるのですが、
過去の平均クリック単価は197円となっています。197円⇒2,855円のクリック単価の上昇。異常な上がり方ですね。
説明不能なレベルでの上がり方なのですが、これが起こる事は稀にあります。
もちろん、最初の述べたように、品質スコアが低いのではないか?キーワードと広告がマッチしていないのではないか?競合が増えたのではないかと思われた方もいるかもしれませんが、
・広告文とキーワードは変更していない
・入札戦略も変更していない
・その他の条件も同じ
という中でのクリック単価の異常な上昇になります。
キーワードのページ上部掲載の定額帯も140円になっています。
クリック単価の異常な上昇が起こる条件とは?
クリック単価の異常な増加が稀に起こる条件があるのですが、それは
・配信スタートしたばかりのタイミング
・クリックの上限単価を設定していない
過去に配信していて、一時停止し、再度配信するとなったタイミングで稀に起こります。
一時停止から再配信した場合には学習期間となり不安定になります。
一時停止からの再配信の直後(その日)は、一日の予算を超える事も多々あります。
クリック単価の異常な上昇を避けることはできる?
答えは、クリック上限単価を設定することです。
ただし、自動入札機能でクリックの上限を設定するという事は制限されることもありますし、配信してすぐはGoogleの自動でいくらが最適なのかを知るためにあえてクリック単価上限をしない事は全然にあります。
今回の現象はクリック数の最大化で、クリック上限単価を設定せずに再配信したのですが、そもそもこのクリック数の最大化という機能は目標予算(一日の予算)で最大限のクリックが獲得する動きをする自動入札機能です。
今回は日予算が6,000円のなかで2,800円ですので、全く機能として正常な動きをしていない。そもそものユーザーが期待している動きになっていないと言ってもいいでしょう。
なので、まだまだGoogle広告の機能も機械学習・自動に任せて運用するのがベストと言っても、完全ではないという事ですね。
Google 広告による自動最適化が制限されることを防ぐため、「目標コンバージョン単価」入札戦略には入札単価制限を設定しないことをおすすめします。また、目標コンバージョン単価を達成するため Google 広告の入札単価の調整も制限される場合があります。
上記は目標コンバージョン単価での入札単価制限についてですが、Google広告の自動最適化を図る為にクリック数の最大化でもまずは入札単価上限を設定せずにそこから様子を見て、クリック上限単価を設定するというフェーズが理想として望ましいのですが、こういった予期しない動きをすることもあるので、一概には言えないという事ですね。(Google広告の自動はまだまだ精度があがる余地がある)
まとめ:Google広告のクリック単価(CPC)が異常に高い!バグ?
いかがでしたか?今回はクリック単価の異常な上昇について解説しました。
配信時にクリックの上限単価を設定するか、それともGoogleの機械にまずは最適な学習の為に上限単価を設定せずに配信するかは答えはでませんが、こういった異常なクリック単価が発生してしまうこともあるという事でした。
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